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Saturday, September 3, 2022

かけた費用は十数万円 「普通」の僕は大卒5日でカフェ経営を始めた:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 将来、どんな仕事がしたいのか――。そう思ってお金と時間を何に使っているのか、大切なものは何かをiPadに書き出してみた。自分の「ほんまもんの好き」に気づいたら早かった。大学を卒業して5日でカフェをオープンさせた。

 今年3月16日。和歌山市出身の中本貴大さん(22)は、和歌山城の近くに店を構えた。大学生のころはよくカフェにいた。「周りに人がいて背筋が伸びて、勉強もはかどる。払ったお金以上に有意義な時間を過ごせていました」。それが開店の理由だ。

中本さんの「Lop cafe & mini gallery」ではコーヒーやホットサンド、焼き菓子を提供するほか、古着の販売スペースとアートギャラリーもあります。火曜定休。午前10時~午後6時。問い合わせは050-6880-1810。

 元々は、「自分の手だけで患者さんの症状を治せるのが魔法みたい」と、柔道整復師を目指して大阪府の医療系大学に進学した。生理学や解剖学を学ぶことはおもしろかったが、アルバイトなどで実際に患者と関わるなかで「自分には、ほかにもっとしたいことがあるかも」と思った。大学3年生のころの話だ。

 経営者になったのも前々から…

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