年の瀬に向け、各製麺所でそば作りがピークを迎えている。昔ながらの味を守る弘前市馬屋町のアキモト製麺(秋元清渉社長)では30日、夜明け前からそば作りに追われ、年越しそばを買い求める客もひっきりなしに訪れた。
今年は新型コロナウイルスの影響が大きかったという同社。弘前さくらまつり中止で麺の需要が落ち、春の売り上げは前年比でほぼ半減。書き入れ時の年末も帰省客の減少から地元の味を求める動きも弱まるとみられ、スーパーなどに納める分も例年より3分の1ほど減る見通しという。
それでも30日は人員を通常の倍にし、午前4時にそば作りを開始。ゆで上がったそばを冷たい水で締め、手早くまとめる作業を繰り返した。秋元社長は「来年は日常が戻ってくる、普通の年になってくれれば。そんな願いを込めてそばを作った」と話した。
【写真説明】年越し用のそば作りがピークを迎える製麺所=30日、弘前市のアキモト製麺
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