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Thursday, December 17, 2020

「ごく普通のスマートウオッチ」になったフランク三浦を焦って衝動買い (1/4) - ASCII.jp

T教授の「戦略的衝動買い」 第612回

2020年12月18日 12時00分更新

文● 撮影●T教授 編集●ASCII

新しいフランク三浦のスマートウオッチは、前作のなんちゃってと違う、筆者の期待とはほど遠い"真面目なスマートウオッチ入門機"だった

 知る人ぞ知るフランク ミューラー腕時計をおちょくった「フランク三浦」というブランド名か商品名かよく分からない怪しげなネーミングで登場したなんちゃって系腕時計が一世を風靡したのはもうかなり昔のお話だ。

 当時は筆者も何種類かのフランク三浦を買って友人に自慢したり、プレゼントしたり、原稿にも何度か書いた記憶がある。そんなフランク三浦が今回は"かなり本格的なスマートウオッチを発売する"というニュースを聞いて、売り切れては大変と速攻で予約注文した。

 発売日の当日になって、そんなフランク三浦のスマートウオッチが届き、さっそく数週間使ってみたので正直な個人的感想を書き記してみた。

なんちゃってクレイジーアワー似の文字フォントを採用したポップなパッケージだが、どうしても真面目なスマートウオッチとはミスマッチ感が漂う

 届いたパッケージは、ご本家フランク ミューラーの有名な"クレイジーアワー"の文字盤に採用されている数字に似たなんちゃってフォントの数字をちりばめたつかみはOK仕様だ。

同梱物はシンプルだが、真面目な取説が付属する

 しかし、どうもデジタル第1世代のような、スマートウオッチのお堅いウオッチフェイスとパッケージのクレイジーフォントとのミスマッチ感が満載だ。同梱品は、スマートウオッチ本体と専用充電ケーブル、取説の3つときわめてシンプル。

 取説の中身は"きっとめちゃおもろいんやろうなぁ〜!!!"と思って、滅多に取説なんか読んだことのない筆者が初めて端から端までじっくりと眺めて見たが、別段おもしろいところはどこもなく、ごく真面目な普通の取説だ。うっかりすると、秋葉原のバックストリート辺りで売られている中華製スマホの取説よりも、数段は懇切丁寧な感じがしてしまう。

 この時点で筆者の大脳皮質にある数少ないシワのひとつに"フランク三浦は大丈夫か!?"という疑問の種がにじみでてきた。筆者が期待するフランク三浦のスマートウオッチなら……"どんなに丁寧に扱っても工業製品なので壊れることも頻繁にあるが、もちろんそんな故障は一切保証しない!気にするな!"という程度の「非保証書」の断り書きくらいは書いて欲しかった。

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