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Thursday, July 16, 2020

見た目は普通の日本食…静岡県で広がるイスラム教徒ムスリム向け料理(静岡朝日テレビ) - Yahoo!ニュース

 イスラム教徒は宗教上の戒律によって豚肉やアルコールを使った料理を食べることができません。静岡県では、イスラム教徒や観光客に静岡の食を楽しんでもらう取り組みが活発化しています。

すし屋「ムスリム向け料理は特別食じゃない」

 静岡名物の生しらすと桜エビがのった海鮮丼。見た目はいたって普通ですが、実はこれイスラム教徒ムスリムに向けた丼です。  こうしたムスリムの食事や食文化をハラールと言い、静岡市清水区のこちらのすし屋では、2年ほど前からハラール対応のメニューを提供しています。 やましち 山崎伴子さん:「お酢、お醤油、お味噌、そういう醸造関係だとアルコールが関連してくるので、そういうものをハラール認証で使っています」  使っている調味料は、ハラール専用を示すマークが付いている以外、一般的なものと変わらず、作り方や味も日本食と一切違いはありません。  ムスリムは1日5回、聖地メッカへの礼拝を欠かさないため、お店の一角に礼拝スペースも設けました。礼拝用マットは着物の帯を使った、女将・山崎さんの手作りです。 山崎伴子さん:「ムスリムさんが大事にしているお祈りというものを理解する。ちょっとした相手の文化の違いを理解することで、こんなにも人と人の心が通い合えるというか、そういうことができるというのを実感」  これまでにムスリムの観光客ら250人ほどが訪れ、交流も深まりました。 山崎伴子さん:「ムスリムさんはやはり、特別食のような感じでみなさんとらえられるんですけど、ムスリムさんからは同じ人間です。ちょっとした工夫、アルコールが入ってないものを使っていただくとかちょっとしたことだけなので、特別食ではありません」

静岡県はムスリム向けサイト開設 登録100店舗超える

 世界に18億人以上いるとされるムスリムに、静岡の食の魅力を発信するため、県も対応に乗り出しています。  静岡県は2年前にハラール対応の飲食店などを紹介するインターネットのサイト「ハラール・ポータル」を開設しました。肉がハラール対応になっているかどうかや礼拝スペースがあるかなど10項目が一目で確認することができます。サイト立ち上げから2年で、登録店舗数は100を超えました。  その立役者となったのは、シンガポールに5年間駐在し、多くのムスリムと接してきた県マーケティング課の芦澤裕之さんです。 県マーケティング課 芦澤裕之課長補佐:「ムスリムの人は日本に旅行したときに、決して自分のムスリムの地元で食べているものを食べたいわけではなく、日本人が食べている日本の料理を食べたいと思っている」  シンガポールでの5年間が今の仕事の原動力になっていると芹澤さんは話します。 芦澤裕之さん:「現地では自然にムスリムの人もムスリムでない方も自然に同じテーブルでも食事をしたり、レストランも自然に対応している。境がない」

イスラム教徒のシェフ「店舗がもっといっぱいあると、うれしい」

 実際、サイトに登録された店もこうした取り組みを歓迎します。静岡市駿河区にあるカフェ。シェフのキキ・ナサルディンさんはインドネシア出身のイスラム教徒です。 キキ・ナサルディンさん:「本当にうれしいけどポータルサイト、うれしい。だけど、ロケーションはちょっと遠い。もし、もっといっぱい店、ハラールのお店あると、みんながうれしい」 キキさんは今後さらに、ハラール対応のメニューを増やすことが目標です。 キキさん:「ハラールフードがここにある。ナシゴレンとか。本当に幸せ。みんなも幸せ」  国籍や宗教が違っても、互いを認めえる社会に。食をきっかけに連帯の輪が少しずつ広がっています。

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