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Thursday, February 3, 2022

共産が立民にイラ立ち 「普通なら別れている」 - 産経ニュース

日本共産党・志位和夫委員長
日本共産党・志位和夫委員長

共産党が立憲民主党へのいらだちを強めている。夏の参院選が迫る中、野党共闘に関する政党間協議の早期開催を呼びかけているものの、前向きな回答が得られていないためだ。両党が共闘して臨んだ先の衆院選をめぐり立民や連合は厳しい総括をしており、共産が立民をつなぎ留められるかが注目される。

「話し合いを速やかにやろうと提起している。だいぶ日がたっているが、どういう返事をするのかを注視しているところだ」。共産の志位和夫委員長は3日の記者会見でこう述べ、交渉のボールは立民側にあるとの認識を示した。

共産が協議を呼びかけた1月24日以降も、立民の泉健太代表は協力関係を「白紙にする」との構えを崩しておらず、話し合いも2月末の党大会までは応じられないとの立場だ。立民は改選1人区では共産などとの候補者一本化を模索しているが、幹部は「共産との協力をどうするかは都道府県の選挙事情によって異なる。立民の公認候補もそろっていない段階で具体的な交渉はできない」と語る。

ただ、共産は先の衆院選で苦戦した理由の一つに挙げた「準備不足」に再び陥ることを懸念している。小池晃書記局長は2日の会見で早期の決断を要求。「選挙で勝利するにはもう準備を整えておかなければいけない時期だ。いつまでも引き延ばすということでは選挙の態勢を作り上げることにも重大な支障をきたす」と述べた。

また、志位氏は3日の会見で「国政選挙だから中央レベルでの合意が大事で、それが地方での協力を進めていく前提になる」と強調。32の1人区の対応については「全てに立てる権利を共産は持っている。必要だと考えるところは立てる」と立民を牽制(けんせい)した。

とはいえ、立民は先の衆院選での共産との連携に関して「想定した結果は伴わず、合算通りの成果は得られなかった」などと総括。立民が支援を受ける連合の参院選基本方針素案でも、共産と共闘する候補を支援しない姿勢を打ち出しており、慎重に対応する可能性がある。

共産幹部は立民の態度について「のんびりしている。(交渉期限を区切ることも)あり得る」と不快感を示した上で、こうも漏らした。

「普通のカップルだったら別れているよ」(内藤慎二)

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