■“普通のクルマ好きのおじさん”が語る!? ってどういうこと?
2024年1月12日に開幕した「東京オートサロン2024」。
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各社がプレスカンファレンスを行う中でトップバッターはTOYOTA GAZOO Racingですが、従来のカンファレンスとは異なる「挨拶」から始まりました。
トップバッターとなったTOYOTA GAZOO Racingのイベントでは、モリゾウ(豊田章男氏)の「新年の挨拶」から始まりました。
冒頭では1月1日に発生した「能登半島地震」で被災した人達に対するお見舞いから始まります。
そして、13年前の「東日本大震災の際に被災地の人から掛けられた言葉「元気な地域や会社の人たちが被災した地域の分まで頑張って日本を支えてください」。というエピソードを披露。
さらに「今の日本には“クルマを動かす550万人”のたくましい現場があります。被災された方々が、一日も早く、日常と笑顔を取り戻せるよう、550万人の仲間とともに、モリゾウ自身も動いてまいります」とも語っていました。
また話は、クルマ好きが集まる東京オートサロンの話に。今回、TOYOTA GAZOO Racingでは「プレスカンファレンス」ではなく「新年の挨拶」とした背景には、2023年にトヨタの社長、自工会の会長を退いた“普通のクルマ好きのおじさん”として愛車を紹介するということがあると言います。
実際に壇上にはヤマハ「ビーノ」スズキ「ジムニー」レクサス「LBX」トヨタ「センチュリー(SUVタイプ)」「GRカローラ」「iQ」が展示されていました。どれもモリゾウの愛車です。
また話はカーボンニュートラルの進め方になります。550万人の中にはエンジンの部品を作っている仲間もおり、昨今の「BEVシフト」により銀行の貸し渋りなどが起きており、モリゾウは「日本を支え、これからの日本を強くしていく技を持った人たちです。この人たちを失ってはいけません」と話します。
そしてモリゾウは「カーボンニュートラルに向けた現実的な手段として、エンジンにはまだまだ役割がある!だから、エンジン技術にもっと磨きをかけよう!そういうプロジェクトを立ち上げよう!」とトヨタに相談。
この投げかけにより、佐藤社長をはじめとする執行部も共感してことで、新たにエンジン開発を進めていくプロジェクトがスタートしたと言います。
モリゾウは「この時代にエンジン?逆行しているように聞こえるかもしれませんが、決して、そんなことはありません。未来にむけて必要なんです。エンジンを作ってきた皆さん、エンジンを作り続けましょう!これからもみんなの力が必要なんです!今までやってきたあなた達の仕事を絶対に無駄にはしない!仲間たちに、この声がしっかり届いてほしいと思います」と述べました。
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今回のTOYOTA GAZOO Racingでは、進化した新型「GRヤリス」やレクサス「RZ」の特別仕様車なども展示されており、新車も披露されています。
しかし今回の東京オートサロンではクルマ好きに向けて「未来はみんなで作るもの!私はクルマ好きの皆さんと一緒に未来を作っていきたい!皆さん一緒に未来を作っていきましょう!」というモリゾウの発信の元、トヨタの「クルマ好きを誰も置いていかない」という強いメッセージで締めくくられました。
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