熊本地震で被災し、7月15日に7年ぶりに全線再開する南阿蘇鉄道の阿蘇白川駅(熊本県南阿蘇村)で、約3年間〝駅長〟を務めた雄の柴犬「ゆう」(4歳)が25日、引退し、吉良清一村長から感謝状が贈られた。
ゆうを飼う宮本忠雄さん(67)=菊陽町=は、同駅構内の喫茶店の常連客。地震で同鉄道が被災し、閑散となった駅を盛り上げようと、2020年10月、ゆうの駅長就任を提案した。
同鉄道は被災後、高森駅(高森町)と阿蘇白川駅の一つ先の中松駅(同村)との間(7・1キロ)で部分運行が続いていた。ゆうはトロッコ列車「ゆうすげ号」の運行に合わせ、土日を中心に構内で観光客らを出迎えてきた。
来月、高森─立野(同村)の17・7キロが全線再開し、にぎわいも戻りそうなことから「全線再開を一区切りとしたい」と宮本さん。吉良村長は「村民や観光客に元気を与えてくれた」と感謝した。喫茶店の店主からは好物のチーズやドッグフードも贈られ、ご機嫌のゆう。引退後について宮本さんは「普通の飼い犬に戻ります」。(植山茂)
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