伊藤誠
奈良県大和郡山市雑穀町の料理旅館「尾川」の玄関に、今年も手作りの茅(ち)の輪が取り付けられた。くぐると厄災を払うといわれ、地元の人や通行人らが次々とくぐっている。
24年ほど前から、旅館を経営する尾川惠宥(しげひろ)さん(81)の家族が総出で作っている。今月15日、桜井市内の川沿いで、材料のチガヤを長さ1メートルほどに刈り取って束ねた。水分が抜けないよう、その日のうちに約5時間かけて高さ約2メートル、太さ約25センチの茅の輪を完成させたという。
コロナ禍のため、同旅館は予約が入った日だけ営業する状態が続いている。長女の知(とも)さん(52)は「早く普通の生活に戻りますように、と願いも込めました。ぜひ、くぐりにきてほしい」と話す。30日まで。問い合わせは同旅館(0743・52・2162)。(伊藤誠)
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