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Monday, January 11, 2021

火論:普通の人々の静かな波=大治朋子 - 毎日新聞

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 今月6日、トランプ米大統領の支持者が連邦議会に乱入した事件は、日本でも驚きをもって報じられた。

 銃を持って叫ぶ人。ナンシー・ペロシ下院議長(民主党)の机に足を投げ出す男。そんな姿に「アメリカの民主主義の終わり」を感じた人もいただろう。

 ただ、現地からの報告「バイデン次期米大統領に立ちはだかる『穏やかな人たち』」(9日付毎日新聞ニュースサイト)によれば、トランプ氏の「議会へ行こう」という呼びかけに応じた数万人のうち、押し入ったような過激な暴徒はごく一部。むしろ「大統領選に不正があった」というトランプ氏の主張をうのみにする大多数の「穏やかな人々」こそが、新政権を苦しめる存在になるのではないかという。

 では「穏やかな」トランプ支持者とはいったいどんな人々なのか。「一流の狂気 心の病がリーダーを強くする」(日本評論社)などの著作で知られる米タフツ医療センター精神医学教室のナシア・ガミー教授は、心理学系ニュースサイトに投稿したコラム「いかにトランピズムは終わるか」(7日付)などで、大半は「地方に住む白人男性」であり「ノーマル(平均的)で精神的に健全」な人々だと述べる。先の事件では暴挙に出た人もいた…

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