【ワシントン=黒瀬悦成】新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領は3日、入院先であるワシントン近郊のウォルター・リード軍医療センターの大統領執務室で撮影した約4分間のビデオメッセージをツイッターに投稿した。トランプ氏は「(2日に)入院したときは気分が良くなかったが、今はだいぶましになった」と述べ、「向こう数日間が(治療での)本当の試練となる」との見通しを明らかにした。
トランプ氏は背広に白い開襟シャツ姿でテーブルに座り、明瞭な口調で「大統領選の選挙運動をやり抜かねばならない」と語り、「近いうちに退院できそうだ」との見方を示した。
同氏は「私は米国だけでなく世界中の人々のために新型コロナ撲滅のため戦っている」とも強調した。
トランプ氏の体調に関しては、コンリー主治医ら医師団が3日、医療センターでの記者会見で「非常に元気だ」と強調した。
医師団によると、トランプ氏は鼻づまりやせき、倦怠(けんたい)感の症状があったが3日午前現在は改善している。過去24時間に発熱はなく、酸素吸入も行っていないという。複数の米メディアは関係者の話として、トランプ氏は入院前にホワイトハウスで呼吸困難になり酸素補給を受けたと伝えた。
一方、ロイター通信によるとメドウズ大統領首席補佐官は医師団による会見の直後、報道陣に「今後48時間が山場だ。全快への明確な道筋は見えていない」と語ったが、数時間後に「医師によると検査の数値は良好だ。経過は順調だ」と発言を修正した。
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