創作物には明確なハッピーエンドも、明確なバッドエンドも存在するが、受け手によって捉え方が変わる作品もある。「ー幸と不幸のそれぞれの形ー」の言葉と共に、4月18日にTwitterで投稿された創作漫画『普通の会社員が天使を拾った話』を読んだとき、あなたはどちらの感想を抱くだろうか。
来咲明は優秀で、周囲からも信頼されているビジネスパーソン。この日も仕事をしっかり終えて帰宅している最中、道端で倒れている天使・パリカー(リカ)を見かけ、助けるために家まで連れて帰る。リカは人を幸せにすれば元居た場所に帰れるらしく、明を幸せにするために明の家で家事などに勤しむ。リカに亡き妹の面影を重ねながら、失った時間を取り戻すように愛情を注ぐ明だったが、なぜか仕事でもプライベートでも災難が続くようになり……。
本作を手掛けたのは、「自分の作品で人を喜ばせたい」という思いから、今現在は漫画の専門学校に通いながら漫画制作を学び、休日も食事睡眠入浴以外は制作に打ち込んでいるという紅葉さん(@momiji_guren)。愛らしい“天使”が恐ろしい“悪魔”にも見える本作がどのよう描かれたのか、話を聞いた。(望月悠木)
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