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Sunday, October 25, 2020

鳥取育ちのコントレイル快挙、育成スタッフ「最初は普通の馬だと…」 - 読売新聞

 鳥取県伯耆町の大山のふもとで育った馬が、競馬史に刻まれる偉業を成し遂げた――。25日に京都競馬場(京都市)で開催された中央競馬のGIレース・菊花賞を制し、父ディープインパクト以来15年ぶり史上3頭目の無敗三冠に輝いたコントレイル。伯耆町真野のトレーニング施設「大山ヒルズ」では、育成に携わったスタッフが万歳を繰り返して祝福した。(但見易史)

 発走時刻の午後3時40分。大山育ちのサラブレッドの雄姿をテレビで見守ろうと、大山ヒルズの事務所には約20人のスタッフが集まった。最後の直線で競り合いになると「いけっ、いけっ」と声援で後押し。激しいたたき合いをしのいで先頭でゴールを駆け抜けた瞬間、「やったー」という歓声と大きな拍手がわき起こった。

 獣医師として体調管理をしてきたゼネラルマネジャーの長高尚さん(43)は「身体能力がすごく高い。直線は長かったが勝ててほっとした。最後まで抜かせないのがこの馬のすごさだ」とたたえた。

 餌を与えたことのある坪井良太さん(35)は「最初は普通の馬だと思っていたので、無敗の三冠は信じられない。走るたびに強くなっていったと思う。心臓に悪いレースだったが、よくがんばった」と笑顔をみせた。

 鳥取県内のファンも快挙に声を弾ませた。

 米子市在住の作家・松本薫さん(63)は「コロナ禍で不安や閉塞へいそく感が漂う中、親子2代での偉業を大山で育った馬が達成し、元気と勇気を与えてくれた」と喜んだ。

 伯耆町などの住民でつくる「大山ヒルズ応援団」の中島一彦団長は「今度は日本馬がまだ勝ったことがないフランスの凱旋がいせん門賞をめざしてほしい」と期待を込めた。

 コントレイルは2018年9月から大山ヒルズで育成され、日本中央競馬会(JRA)の栗東りっとうトレーニングセンター(滋賀県栗東市)にある厩舎きゅうしゃとの行き来を繰り返している。今年5月に日本ダービーを制した後、6月から約3か月にわたり大山ヒルズで休養とレースに向けた調整をしていた。

 平井知事は「偉大な父ディープインパクトを受け継ぐ快挙は『大山さんのお陰』ではなかろうか。さらなる快進撃をお祈りする」との談話を出した。

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