新型コロナウイルス感染症にかかる、自衛隊の災害派遣が３月１６日に終結した。感染拡大防止のため、１月３１日から活動を開始し、英国船籍のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号で発生した感染症患者の診察や看護などを行ってきた。また、日本全国にある自衛隊病院において、ＰＣＲ検査の陽性者を受け入れた。どの病院へ振り分けたかという詳細は明らかにしていないが、計１２２人が治療を受けた。
日本国内において、いまだにウイルスは確認されており、防衛省としても今後も引き続き、自衛隊病院への感染症患者の受け入れを行う。また、自治体のみでは対応が困難な状況が発生した場合には、連携して対応していく。再び災害派遣が要請される可能性は十分に考えられる。
今回の災害派遣で活躍したのが医官だ。他国でいうところの軍医に相当する存在である。陸海空自衛隊に存在している。全員が幹部自衛官だ。
医官になるためには、防衛医科大学校に入校するところからスタートする。「医学科」「看護学科」「医学研究科」の３つのコースがある。
医官を目指す者は医学科に進む。看護学科は、２０１４年４月に新設されたばかりの看護師になるためのコースだ。医学科が６年制、看護学科は４年制となっている。学生であっても身分は特別職国家公務員であり、学生手当と呼ばれる事実上の給料やボーナスも支給される。なお、医学研究科は、大学院に相当するコースとなる。
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March 21, 2020 at 08:31AM
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