黄金世代の植竹希望(22=フリー)が通算9アンダーで、ツアー自身初のトップ10となる6位に入った。

12位スタートから、5バーディー、1ボギーの68で4つスコアを伸ばした。「ショットの調子は上向きでした。セカンドショットで満足できる感覚が、昨日までは1、2回しかなかったのが、今日は3、4回に増えてくれた」という。

アマチュア時代は13年スタジオアリス女子オープン19位を皮切りに当然のように予選通過を重ねたが、プロ転向した17年から昨季までツアー出場8戦連続予選落ちだった。

「アマで経験したことがないスランプ状態になってしまった。“通るのが当たり前”という感覚がなくなり、悪循環に陥った」。

昨年オフ、世話になっている千葉・船橋CCで男子プロらと練習をともにした。「マネジメントなど多くのことを教えてもらい、ゴルフが楽しくなった」と脱出の糸口をつかみ、今年のアース・モンダミンカップでプロ初の予選通過。これで4戦連続予選通過となった。

次戦は日本女子プロ選手権。「平常心で。セカンドショットの感覚をもっと上げていきたい」。大活躍の同学年世代を追いかける。