マイナス要素がない
この記事のタイトルに「メルセデス・ベンツ-1.0」というのを考えた。もちろん、大ヒット上映中の映画『ゴジラ-1.0』にあやかろうとしたのである。でも、やめた。映画を見て作品の出来を知ってしまったこともあるし、何よりも試乗した「GLE300d 4MATIC」にマイナス要素が見当たらなかったからだ。メルセデスが提供する王道のSUVであり、ユーザーが求める要素を満遍なく盛り込んでいる。
GLEは2019年に2代目となっていて、2023年9月にマイナーチェンジモデルが日本に導入された。2015年に発売された初代は、「Mクラス」から改称されて「Eクラス」の一員という位置づけになった。Mクラスは1997年デビューである。現在では多数のSUVがラインナップされているが、特殊な成り立ちの「Gクラス」を除けばメルセデス・ベンツにとって初めてのSUVといっていいだろう。そして、今もブランドを代表する主力商品であり続けている。
今回の改良では、内外装のデザイン、パワートレイン、インフォテインメントシステム、運転支援システムと、全方位で変更が施された。ひと目で分かる外観の違いは、フロントグリルに「スターパターン」が採用されたことだ。小さなスリーポインテッドスターが全面に配されたもので、メルセデス・ベンツでは新しいモデルで次々に取り入れている。新たなアイデンティティーにしようという考えがあるようだ。
エクステリアデザインはオーソドックスともいえるが、運転席では最新のインストゥルメントパネルに向き合うことになる。横長の大型ディスプレイが2枚並べられているのはトレンドとなっている意匠で、先進的な印象を与える。新しくなったのはステアリングホイールだ。スポーク上のスイッチでさまざまな設定ができる。
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