障害者の居場所づくりをする名古屋市北区のNPO法人「わっぱの会」は、同区の団地「大曽根住宅」に、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)や障害者向けのグループホームを設ける取り組みを進めている。老朽化が進んで目立ってきた空き室を活用して、まず計二十一戸を用意し、入居者を募っている。会の斎藤縣三代表(74)は「高齢者や障害のある人が元気に住みよい場所にしていきたい」と話す。
大曽根住宅は一九七三年に完成し、十一階建ての建物四棟を県住宅供給公社が管理。住民の高齢化や建物の老朽化が進み、全四百八十八室のうち約百室が空き室となっていた。
同会は二〇一八年、団地から撤退したスーパー跡地を利用して住民らの交流拠点「ソーネおおぞね」を開設。ショップや資源ごみ買い取りセンターなどを設けて団地の再生を進めている。今回、空き室を借りて設けたサ高住十三戸とグループホーム八戸は、ともに約五十平方メートルでスギの床材に張り替え、流し台や風呂、トイレなど水回りも改修した。
サ高住は1LDKで賃料五万八千五百〜六万一千五百円。夫婦どちらかが六十歳以上の人が二人まで入居できる。単身も可。「住まいに困っている高齢者にも提...
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