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Friday, March 3, 2023

見た目は普通のクッキーやチョコ、危険な「食べる大麻」…占いに ... - 読売新聞オンライン

 植物片をあぶって煙を吸う。そんな従来の形態とは異なる大麻の 蔓延まんえん が懸念されている。大麻の幻覚成分を混ぜたクッキーなどがSNSなどを通じて流通。大麻取締法で規制された違法薬物に当たるが、見た目は普通の菓子と変わらないため、警戒感や抵抗感が薄れたり、気付かずに食べてしまったりするリスクがある。(川本一喬)

 昨年12月27日、神戸市の民家で開かれたイベントで、参加した40歳代の女性が体調不良を訴え、病院に搬送された。尿から検出されたのは大麻成分。女性は大麻を使用した覚えはなく、兵庫県警に「参加者に配られた緑色のお菓子を食べた」と説明したという。

 女性が参加したイベントは「運気を上げる」という触れ込みで開催され、25人が参加。女性が食べたのは、主催者で占い師の女(68)(大麻取締法違反で起訴)が客に配ったクッキーだった。

 県警は、女宅の冷蔵庫から大麻成分入りのクッキーを押収。これらを女が知人の女(50)から譲り受けたとして逮捕した。「客には大麻入りとは知らせず、幻覚のような作用を起こさせて占いの効果を高めようとしたのではないか」と捜査幹部は話す。

 2019年には東京でも、社交ダンス会場で配られたチョコレートに大麻成分が含まれており、知らずに口にした7人が息苦しさを訴えて救急搬送された。

 こうした「食べる大麻」が出回る背景には、米国の一部の州などで大麻の使用が認められており、他にもケーキやキャンディーなど様々な形態のものが販売されている現実がある。

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