Pages

Tuesday, February 8, 2022

「普通の生活できる世に」 旧優生保護法訴訟原告がオンラインで訴え - 朝日新聞デジタル

  • アピタル

岩本修弥

 旧優生保護法をめぐる裁判を知ってもらい全国に支援の輪を広げようと、国家賠償請求訴訟の原告や支援者らによる全国集会が8日、オンラインで開かれた。兵庫県内の原告からは障害を理由に不妊や中絶の手術を強いられた明石市在住の小林喜美子さんの夫、宝二(たかじ)さんと神戸市の鈴木由美さんの2人が参加した。宝二さんは「私たちのこれまでのつらい思いを知って欲しい」と手話で語った。

 裁判では、これまでに全国9地裁・支部に計25人が提訴している。県内では小林さん夫妻を含む5人が、昨年8月に請求を棄却した一審・神戸地裁の判決を不服として大阪高裁に控訴中だ。

 集会では明石市の泉房穂市長が登壇し、昨年12月に制定した、旧優生保護法の被害者を市独自に支援する条例について思いを語った。泉市長は「多くの市民の声でつくった条例。障害のある人もない人も誰もが安心して暮らせるまちにしたい」と話した。

 先天性脳性小児まひがある鈴木さんは「今まで差別ばかり受けてきた。障害のある人も普通の生活ができる世の中になってほしい」と訴えた。(岩本修弥)

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 「普通の生活できる世に」 旧優生保護法訴訟原告がオンラインで訴え - 朝日新聞デジタル )
https://ift.tt/CsKJvzO
普通の

No comments:

Post a Comment