「疲労骨折」という言葉はよく耳にしますが、日常生活で疲労骨折が起こることはあるのでしょうか。普通の骨折と何が違うのでしょうか。疲労骨折の原因や発生のメカニズム、そして予防方法について「理学療法士」の吉川さんに詳しく解説していただきました。
【この記事の監修理学療法士】 吉川 信人 さん(理学療法士) 関西医療学園専門学校理学療法学科卒業。卒業後、京都の病院に就職。病院でのリハビリテーションを行う傍ら、女子サッカーチームのチーフトレーナーとしても活動。その後、ホッケー女子日本代表とホッケー男子日本代表のトレーナーとして海外遠征の帯同を歴任。現在は理学療法士やトレーナーとしての経験を活かして医療ライターとして活動中。
疲労骨折は負荷の蓄積によるもの
編集部: 疲労骨折は普通の骨折と何が違うのでしょうか? 吉川さん: 普通の骨折は、強い衝撃が骨に加わることで起きますが、疲労骨折の場合は、運動などで骨に軽い負荷が繰り返し加わることで起きます。例えば、ゼムクリップや針金を繰り返し曲げると金属疲労によって折れますが、これと同じような原理です。折れるような負荷が何度もかかることによって骨が耐えきれなくなり、最終的に折れてしまいます。 編集部: 疲労骨折になりやすいのはどんな人ですか? 吉川さん: 主に日々運動を行うスポーツ選手、また高校生や大学生など部活で激しい運動習慣のある人に疲労骨折は多くみられます。あらゆるスポーツで疲労骨折は起こっていますが、特に陸上の長距離、サッカー、バスケットボールなどは練習がハードになりやすく、疲労骨折になる人が多い傾向にあります。 編集部: 疲労骨折は激しい運動をしない人でもなりますか? 吉川さん: スポーツをしていない人でも疲労骨折になる可能性はあります。身近な例としては、長期間の風邪などで咳を繰り返ししていると、肋骨への軽い衝撃が積み重なり疲労骨折を起こすことがあります。また、中高年の方は過度な長距離ウォーキングを繰り返していると、中足骨が疲労骨折をしてしまう危険性があるので注意が必要です。
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