[リポート’21 糸満発]
糸満市のひめゆり平和祈念資料館のリニューアルオープンから、12日で2カ月となる。「戦争からさらに遠くなった世代へ」をテーマに、顔の見える身近な人たちの具体的な体験を、イラストなどで分かりやすく伝える展示内容は高い評価を受けている。一方、新型コロナウイルスの影響で来館者は伸び悩む。多くの人の目を通すことで見つかるはずの課題が、見つからないという課題を抱える。(編集委員・福元大輔)
糸満市立三和中学校の1年生は6月上旬、平和学習で資料館を訪れた。吉原志舞さん(13)、上原美雨(みう)さん(12)、並里美海(みう)さん(12)の3人はメモを手に、説明文を読み込んでいた。
第一展示室の「ひめゆりの学校」は、カメラに向かってほほ笑み掛ける写真を展示。先生をあだ名で呼んでいたことを紹介するなど、軍靴の音を聞きつつも、日常の学校生活を楽しむ女学生たちを伝える。
照明だけではなく、写真の表情も明るい。リニューアル前は、かしこまった集合写真だったところを、...
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からの記事と詳細 ( 「普通の学生だったんだ」ひめゆり資料館リニューアル、展示内容に高い評価 コロナ禍で課題が見つからないという課題 - 沖縄タイムス )
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