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Sunday, March 14, 2021

理想にいちばん近いみまもりデバイス:ソニーのAmue Link(アミューリンク)がよかった - ギズモード・ジャパン

私的暫定「ザ・ベスト・見守り機能」!

昨今は子どもにGPSを持たせる親が増えています。私もそのひとりで、ずっと「子どもが率先して持ちたがるGPS」を探していました。そして、ついに出会ったんです、子どもが喜んで使ってくれる見守り機能を。

あらかじめ伝えておきますが、控えめに言っても優秀過ぎます!

Amue Link

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Photo:中川真知子

これは何?:8秒間の音声とGPS履歴を送れるみまもり端末

いくら?:4万2900円(+税)本体と3年分の利用料金込み

気に入った:子どもが喜んで使い、大人は安心

気になった:犯罪やトラブルに巻き込まれることまでは想定されていない

ひとことを伝えるみまもりサービス「Amue Lik」

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Photo:中川真知子

SonyのAmue Link(アミューリンク)は、8秒間の音声メッセージを送れるGPS内蔵小型端末です。専用のアプリでメッセージのやりとりと、GPSで子どもの場所を把握することができます。

3年間使い切りのサービスで、購入金額には3年間のサービス利用料も含まれています。だから、スマホのように課金を心配したり、キッズ携帯のように毎月の利用額を負担に感じることがありません。

スマホやキッズ携帯はまだ早いけれど、GPS以上の機能は欲しい…、というニーズに応えたアイテムになっているのです。

子どもが夢中になるみまもりデバイス

乱暴に説明すると、「Amue Link」はGPS付き高機能トランシーバーのようなもの。戦隊ヒーローの通信機器に似ているからか、子どもはあっという間に夢中になりました。

これまでにも、みまもりスマウォやペアレンタルコントロール設定のiPhone、ヘルストラッキングデバイスなどを試させてきましたが、こんなにハマったのは初めてです。

その理由は、音声コミュニケーションはテキストよりも直感的で、より「繋がっている感」を得られるからかもしれません。

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Photo:中川真知子

また、Amue Linkは、ホームボタンを長押ししながら話すだけで、音声をアプリに送ることができます。歩きながらでもメッセージを送れますし、機能がシンプルで覚えやすいのもお気に入りポイントのようです。

ちなみに、公式によると、1日2時間の使用で5日間、連続使用だと14時間を想定しています。私たちは、物珍しさから1日中メッセージをやりとりしていたので、毎晩充電する必要がありました。

感度のいいGPS

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Screenshot:中川真知子

私はかなりの心配性で、息子が学校以外の場所に行っている時はかなりの頻度でGPSをチェックしています。

時たまブレることもありますし、学校に行っているはずの時間になぜか移動を表示してドキッとさせられることもなきにしもあらずですが、トータルでみるとAmue LinkのGPSの感度はかなりよく、いつチェックしてもほぼ正確な場所をしめしていました。

Amue Linkは移動速度から、徒歩、自転車、車、バス、電車などの移動手段を推測してルートに表示することができます。

この割り出しは、たまに外れることがあり、なぜか公園内でバス移動していることになっていたり、送迎バスに乗って移動しているはずが徒歩を表示したりしていました。

最大10件登録できるみまもりスポット

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Screenshot:中川真知子

みまもりスポットを最大10件登録することができ、その場所に到着したり離れたりするとアプリに連絡が入るようになっています。マップ上で場所を指定し、半径何キロ以内とパラメーターで範囲を決めることが可能。私は「スイミング」「スイミングバス停」「公園」「学校」の4カ所を登録してみました。

学校に着くと、「息子が学校に到着しました。」と連絡が入ります。

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Screenshot:中川真知子

もちろん、学校までのルートも表示されるので、寄り道しているか、ちゃんと通学路を通っているのかの確認もできて安心です。

着信音がならないから学校や習い事にも持っていける

Amue Linkは、デバイスにメッセージが届いても着信音が鳴りません。ユーザーがホームボタンを押して新着メッセージを確認しなければ、メッセージを聞くことはできない仕様になっています。

だから、授業中やレッスン中に親がメッセージを送っても大丈夫。子どもは好きなタイミングで音声メッセージを聞くことができるので、授業中に鳴ってしまって困った、なんてことになりません。

子どもがメッセージを再生すると、「ボイスメッセージを再生しました」と連絡が入るので、ちゃんと届いたかどうかも把握することができます。

Amue Linkは3年使い切りモデル

ソニーストアで販売するAmur Linkは3年使い切りモデル。デバイスとアプリとの通信サービスの利用期間は3年間固定で、価格には本体と3年間分の利用料金が含まれます。

一括購入なら、4万2900円(税別)で、分割購入なら月々1300円(税込)x36回となっています。

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Photo:中川真知子

3年も使うデバイスとなると、修理や補償が気になりますが、Amue Linkは購入した日から1年間はメーカーの保証対象。保証外の修理は一律3万円+税(送料別)で新品に交換となっています。交換後は新たに3年間利用できるそう。

気になる点

強いて言うならば、「治安のいい日本国内で使うことを前提とした商品」であるため、「誘拐などの緊急事態」を想定したSOS機能が不足していることに不安を感じないわけではありません。

万が一子どもがトラブルや犯罪に巻き込まれた時、メッセージ送信時にビープ音が鳴ってしまうと相手に気づかれてしまい危険です。アップデートされるなら、SOS発信できる機能が備わっていると良いなと思いました。

理想に一番近いみまもり機能

ただ、子どもは喜んで使いますし、親は繋がっている安心感が得られます。スマホのように課金やネットマナーやリスクを気にせずに済む上に、一括購入したら通信費用を気にしなくてもいいことなど、あらゆる点で私の理想に近いみまもり機能だと感じました。

購入を悩ませることがあるとすれば、3年後も子どもが使ってくれるかどうか。息子は来年3年生なので、3年使うと高学年に突入します。今でさえiPhoneが欲しいと言っていたくらいですし、周りには早くもiPhoneを持っている子もいるので、使い切る前にスマホを買うことになるのでは...と思うのです。

ただ、これから3年しっかり使ってくれるのであれば、Amue Linkは「買い」ですね。本当、良いアイテムだと思います。

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