三男一女、4人のお子さん全員を東大理三合格に導いた、佐藤ママこと佐藤亮子さん。その子育て哲学や受験をサポートする親としての姿勢が話題を集め、TVや雑誌などの出演をはじめ著書も多数出版、全国で講演会を行っています。
「子どもが高校を卒業するまでの18年間に、自活する力をつけさせること」を考え、長男が生まれて長女が東大に入学するまでの26年は100%子どもに寄り添い、邁進したと話す佐藤さん。その子育て哲学はいわゆる“教育ママ”とは異なり、進路は子どもたちに一任していたそう。
子育てにおいて大切なことは“学ぶ”ことへの姿勢と基礎学力をつけること、と言う佐藤さんに、好みや性格がバラバラな4人の子どもたちを統率するためにしたことや子どものモチベーションを保つ方法、教育へのお金のかけかたについて伺いました。
結果を出せる子と躓いてしまう子、その分かれ道はどこなのか。今日からの子育てのヒントになるかもしれません。
子育てに「効率」を求めてはいけない
最近は、取材や講演会などで、子育ての悩みや受験を控えたお子さんをもつお母さん方とお話する機会が多いのです。みなさんはお子さんのことを真剣に考えていらっしゃいますが、ときどき「子どものことをちゃんと見ていないのでは?」と心配になることもあります。
知らず知らずのうちに自分の理想を子どもに押し付けていたり、子どもの学力を把握せずいきなりレベルの高い問題をやらせる……。すべてをうまくやろう、という完璧主義だとうまくいかないですよね。子育ては「10個やったら打率は3割」なんです。習い事や勉強法にしても10個試した中で3個が当たったら十分。
でも、ダメだったことに費やした時間とお金をどぶに捨てたように無駄にしたと考えてしまう人が多いのではないでしょうか。コスパということを考えると、子どもほどコスパの悪いものはありません。大人は仕事でひたすら効率を目指しますが、子どもはその対極にあり、ひたすら無駄なことに時間と労力を消費しますね。
そもそも子どもはサボるし、怠けるし、生まれたときから勉強が好きな子はいません。どんな子も最初は勉強のやり方を知らないのだから、まずは経験値のある親が我が子の性格を理解してその子に合ったやり方で楽しく勉強させることが大切です。
勉強はやらないといけないものですから、あの手この手でさせる必要があります。私もいろいろやってきましたが、やったことがうまくいかなかった方が多かったのですよ。本には成功したことしか書いていないですから、勘違いされる方も多いのですが、失敗を恐れずとりあえず何かを始めてみてほしいと思います。
からの記事と詳細 ( 「普通の主婦」でも「東大医学部」に子ども4人合格…佐藤ママのスゴすぎる教育 - 現代ビジネス )
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