【ロンドン=広瀬誠】英国のイングランドで5日、新型コロナウイルスの流行を抑えるため、外出制限などの規制強化が始まった。生活必需品を扱う店以外の閉鎖や、飲食店の営業を持ち帰りに限定するなどの内容で、国民には特段の事情がない限り、外出の自粛を求める。外出制限は12月2日まで続く。
欧州では新型コロナの感染第2波が広がっており、英国の死者数も10月以降、急増している。11月4日に発表された死者数は492人に上り、1日あたりの死者数では5月以来の水準となっている。
今回の外出制限は、学校での授業を継続するなど、今春に実施したロックダウン(都市封鎖)よりも規制は緩やかだ。だが、国民には「規制疲れ」がじわりと広がっている。
英世論調査会社ユーガブが最近、イングランドで実施した調査によると、新規制への賛成は72%、反対が23%だった。3月に厳しい都市封鎖が導入された際の調査で反対がわずか3%だったのに比べると、不満が高まっているようだ。
英下院では4日、外出制限の是非を問う採決が行われ、与野党の賛成多数で可決された。だが、経済への悪影響を懸念する声は強く、保守党の約50人が反対・棄権に回った。
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