【ワシントン＝蒔田一彦】米大統領選で、勝者が判明していないジョージア州当局は１１日、州内の全ての地域で手作業による票の再集計を行うと発表した。開票結果を確定させる期限の２０日までに終えるという。
ＡＰ通信の集計によると、ジョージア州（選挙人１６人）は予測開票率９９％で、民主党のジョー・バイデン前副大統領が得票率０・３ポイント、得票数で約１万４０００票という僅差で、共和党のトランプ大統領をリードしている。
ジョージア州のブラッド・ラッフェンスパーガー州務長官（共和）は１１日の記者会見で、再集計について「（開票結果に対する）信頼を築くことに役立つ」と述べた。共和党やトランプ氏の陣営は１０日、開票に不正があったとして州務長官の権限で再集計を行うよう求めていた。
一方、アラスカ州（同３人）ではトランプ氏の勝利が確実になった。
同時に行われた上院選では、アラスカ州で共和党現職が当選を確実にした。共和党は上院の半数に当たる５０議席を確保した。民主党は４８議席。残りはジョージア州の２議席で、来年１月に決選投票が行われる。
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