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Tuesday, September 1, 2020

巨大ウイング・ハの字タイヤ・爆音マフラー! 普通の人には理解できないド派手な「改造車」は違反じゃない?(WEB CARTOP) - yahoo.co.jp

見た目の派手さじゃなく保安基準をクリアしていれば合法

 街で見かけるけっこう派手なカスタムカー。タイヤはツライチ+ネガキャン。レーシングカーのようなウイングもついているし、排気音もかなり大きい気がするが、あれで本当に車検に通るのだろうか? 【写真】冠婚葬祭でヒンシュクを買うクルマ5選!  車検に通るか通らないかというのは、保安基準に適合しているかどうかで決まり、保安基準をクリアしていないクルマは車検に通らないだけでなく、そもそも公道を走ることが許されない。  そういう意味で、どんな派手なカスタムカーでも公道を走る以上、保安基準に適合していなければ違法になる。  それを踏まえて、ウイングやタイヤ、マフラーなどの保安基準を確認してみよう。

GTウイング

 レーシングカーのような大きなウイングを、一般的に「GTウイング」という。これらウイングに関する保安基準は以下のとおり。 ・車枠(ボディ)の最後端・最外端にはみ出さず、クルマの元々の標準サイズにとどめること ・ウイングの最側端が、車枠のもっとも外側からから165mm以上内側に収まること ・車体と翼端の間の隙間が20mm以下であること ・溶接やボルト、ナットで確実に固定されていること ・エッジは鋭角ではなく、半径5mm以上のRで構成された形状であること ・エッジが鋭角、もしくは半径5mm以上のRで構成されない場合は硬度が60ショア以下(消しゴム程度の硬度)であること  この条件をベースに、最後は現場の検査官次第というのが大きなミソ。  一応、大手エアロメーカーの保安基準適合品であれば、取り付けを確実に行えば問題ないはず。警察もGTウイングにはかなり目を光らせていて、グレーゾーンのクルマはけっこうな頻度で呼び止められるので、あまりギリギリまで攻めない方がいいだろう。

ツライチ・ネガキャン

 ギリギリまで攻めるといえば、ツライチとネガキャン。ツライチとは、ボディ(フェンダー)の外端とタイヤ&ホイールの表面がピタリと一致していること。このピッタリ感に美学があるので、ギリギリまで広げたくなるわけだが、フェンダー側面からのタイヤ・ホイール本体がはみ出すと、保安基準違反となる。  また車高を落としてツライチにすると、サスペンションがストロークしたとき、タイヤとフェンダーが干渉する可能性もあるので要注意。  そしてキャンバー。ネガティブキャンバーがついているクルマでも、フェンダーからタイヤ・ホイールがはみ出すとNGになるので、ネガキャンがついているクルマはホイール上部をツライチにすると、下側がはみ出て違反になる。  シャコタンでネガキャンにしている人は、タイヤ・ホイールの一番下の部分がフェンダーの幅の中に収まるように調整すること。これも警察が取り調べに重点を置いているポイントのひとつだ。

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