2020年9月1日(火)
昨季は17得点でチームのトップスコアラーだったクレーベが、前節(第15節・北九州戦)で今季初ゴールをマーク。さらに、その試合の後半にはPKでの得点もきっちりと決めて、調子が上がってきたことを証明した。開幕戦から4試合連続でスタメン出場のクレーベだが、今季、就任した尹晶煥監督の組織的守備から入るサッカーという新戦術もあり、昨季までよりも守備に注力することが多くなった。さらに、開幕当初はカウンター攻撃が中心で、クレーベがゴール前で持ち前の得点力を発揮しようとする場面も限られた。また、今季は開幕後に負傷が2回あり、前節は第8節・山形戦以来のスタメンだった。
前節の先制点は、船山貴之のクロスボールが自分を越えて堀米勇輝にわたると、堀米に「ここにパスを出して」というようにスペースを指差し、パスを受けるとセーブしようとする北九州のGKの永井堅梧の上を通るようにしてうまくシュートを決めたものだった。北九州の堅守を崩す見事な連係プレーが生んだゴールだ。そして、1-3の状況下だった78分のPKは、蹴ったコースを永井に読まれはしたものの、ボールは永井の手を弾いてしっかりとゴールマウスに入った。結果的に千葉は2-3で敗れたが、同点に追いつけるぞとチームを勢いづける貴重なゴールだった。
「この前の試合(第14節・徳島戦)でああいうシーンが何回かありました。その中で自分たちは試合に向けてそこを改善していこうという話し合いをしてきた中で、ホリ(堀米勇輝)から素晴らしいパスが来たので、本当にもう押し込むだけでした。自分にとっては、今までで一番攻撃のところに参加できた試合だったのではないかなと思っています。自分が出場した他の試合と比べると、自分の周りにいる選手たちは自分のことをよく見てくれていました。サポートも非常に良かったですし、攻撃参加の回数が多かったので、良かったのかなと思っています」
試合後、クレーベは先制点のシーン、そして試合を通してのプレーをそう振り返った。フアン エスナイデル元監督、江尻篤彦前監督が指揮していた時は攻撃サッカーだったが、現在はブロック守備をベースにした守備的なサッカーだ。クレーベの自分のプレーに対する考え方もシーズン中に変化した。
「リーグ戦が始まる前、自分の今季の目標は何か聞かれた時には、1つの答えとして得点を狙うと答えました。ただ、今は自分の意識を変えて、まずはみんなのためにしっかりと守ってから、そしてジェフのために力を使うことに集中しています。得点チャンスというのはもう自然の流れで訪れてくるものかなと思っています。自分はペナルティエリアのところで勝負するタイプのFWの選手だと思っているので、どちらかというと得点をするところに重きを置くタイプの選手だと思っています。だから、最初はこの戦い方では自分の力を仲間のために発揮できないのかなというような感じでしたけど、今はこの戦術でのプレーに慣れるための期間が必要だったのかなと思っています」
新戦術の中で選手の距離感など攻撃面がレベルアップしてくるにつれ、クレーベの『点取り屋』としてのプレーが増えていけば、千葉はゴールを、そして勝点を積み重ねていけるはずだ。前節から5連戦ということで、今節でのクレーベの出場がどうなるかは分からないが、ピッチに立てば対戦相手の脅威になり、チームメイトを助けることは間違いない。
ピッチでは険しい表情を見せることも少なくないが、普段は明るい性格で、トレーニング後に筆者が写真撮影で使っていた一眼レフのカメラを借り、江尻元監督が疲れて休んでいる姿を撮るなどお茶目なところもある。クレーベの調子がどんどん上がり、チームの戦績も良くなっていけば、ピッチでクレーベの笑顔を見られる回数も増えるはずだ。
文:赤沼圭子(千葉担当)
明治安田生命J2リーグ 第16節
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