山田哲人が満塁弾を含む大爆発!
8月30日、横浜スタジアムで行われたDeNAベイスターズvsヤクルトスワローズとの一戦、ヤクルト山田哲人が2回の満塁弾を含む4安打5打点の活躍でチームの勝利に貢献。投げてはエース小川が毎回安打を浴びながらも、15日横浜戦のノーノー達成勢いそのままに7回2失点の好投で、チームの連敗を5でストップし7勝目を挙げた。
現在のNPBを代表する選手であり、名実ともにヤクルトスワローズの主力である山田哲人。プロ入り10年目となる山田哲人の実績を改めて振り返ると、2010年プロ野球ドラフト会議で外れ外れも1巡目複数指名を受け、抽選の結果ヤクルトが交渉権を得てプロ野球人生がスタートする。
高卒1年目の2011年はイースタンでの出場が主であったが、チームはその年セ・リーグ2位となりCSに出場。その年は一軍公式戦の出場はなかったが、中日ドラゴンズとのファイナルステージ第2戦に1番・ショートでサプライズ出場を果たした。
プロ入り2年目の翌年、代打で公式戦に初出場し初打席・初安打を記録し、3年目からはシーズン一軍でのキャリアが本格的にスタートする。
そこからの活躍はご承知のことと思うが、4年目の2014年は143試合に出場し打率3割2分4厘、193安打を放ちNPBの日本人右打者シーズン最多安打を記録。翌年2015年も143試合に出場し打率3割2分9厘、38本塁打でホームラン王、34盗塁で盗塁王、この年1度目の3割30本30盗塁以上のトリプルスリーを達成し、NPB史上初の本塁打王と盗塁王の同時獲得を成し遂げる。
その後、2016年と2018年にもトリプルスリーを達成。これも2018年~2019年の2シーズンにかけてNPB記録となった38連続盗塁成功など、記録にまつわる話題が尽きないのが山田哲人である。
そんな山田哲人がスランプに陥った。2ヶ月遅れとなったプロ野球開幕から調子が上がらず、7月末には上半身のコンディション不良で選手登録を抹消され、一軍に帯同しながら調整していたが、8月中旬まで試合に出ない日々が続いた。
しかし、復帰後8月26日の神宮球場ジャイアンツ戦、初回ディプラン投手から放ったバックスクリーンへの1発が感覚を取り戻したのであろうか、ここにきて山田哲人のバットから快音が鳴り響いている。
8月30日の試合で今シーズン半分の60試合を消化したヤクルトスワローズ。後半に向けて調子を上げてきた山田哲人の活躍こそが巻き返しの鍵となるに違いない。
公開日:2020.08.31
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