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Sunday, March 8, 2020

普通の妻たちが語る、夫を「死ねばいい」と思うようになった理由(All About) - Yahoo!ニュース

結婚当初は、誰よりも大切な存在だったはずの夫。それが年月を経て、夫の死や不倫を願ったり、離れたいと思うようになった……。立場は違えど、そう語る4人のママたちにそのいきさつを取材してきました。すると少ない母数とはいえ、共通することが浮かび上がってきました。

◆変わらない夫を「諦める」とき破綻する

多くの妻たちが見据えていたのは、近い将来、または熟年になってからの離婚です。子どもが自立したあと、晴れ晴れと「仕返しのような離婚」を切り出す――ここで夫婦関係は名実ともに破綻を迎えますが、私はその前段階である妻が「諦め」に到達した状態で、すでに夫婦関係は破綻していると考えます。

結婚生活における妻たちの感情の変化に注目してみると、妻たちの多くは、妊娠中から子が生まれて間もない一番ナーバスな時期、いわゆる産後うつになりやすい時期に、「離婚したい」や「死んでほしい」と一度は思っているよう。

この時点では妻の感情は轟々とうずまく台風のごとく悲しみや怒りがメインで、裏を返せばまだ夫に希望を持っています。その後、妻は子どもの世話が第一優先となり、夫にまつわる負のエピソードを溜めながら余裕のない日々を送ります。

妻は育児の苛酷さを「共有できない」「共感できない」夫へ折に触れて要望を出していますが、夫の態度が相変わらずだとどうなるでしょう。徐々に怒ることもバカバカしくなって慣れてしまい、最終的に「夫という存在を諦める」に行き着くのです。

諦めてしまえば、夫に対して希望や要望はわきません。子どもの手が離れるまで、粛々と省エネモードでやりすごし、離婚を切り出すタイミングを待つという姿勢になります。

◆経済力の格差……一桁違った場合は躊躇か

ヒアリングした妻たちの就業状況は、正社員、自営業、社会人学生、夫が高年収の専業主婦でした。前者2人は現在夫の方が年収は高いとはいえ、子育て期が抜ければ同等の経済力を持てるであろう妻たちです。

よって2人は経済力が足かせになることなく離婚に前向きであり、社会人学生の妻もスキルアップと年収アップが見込まれるため、同じく離婚を現実的なものとして捉えていました。一人でも子を育てていける経済力があると妻がジャッジできれば「離婚は怖くない」といえそうです。

夫の年収が数千万円の専業主婦の方は、唯一離婚を考えていないとおっしゃっていました。その理由は「生活の質が低下するため」という想定内のものと「夫が今より幸せになってしまうため」という予想外のものであり、経済状況が一般家庭より潤沢だからこそ、より悩ましいのかもしれません。

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