アストン マーティンは、ミドエンジンスーパーカーの開発を中止し、代わりにヴァルキリーやヴァルハラといった限定生産ハイパーカーに注力することを明らかにした。
アストン マーティンは2019年、ヴァンキッシュ・ビジョン・コンセプトを公開し、フェラーリ296 GTBやランボルギーニ・ウラカンに相当する同社初のミドエンジン車の発売の意向を示した。
しかし、同社のローレンス・ストロール会長はAUTOCARのインタビューで、「台数は重要ではない」とし、代わりに収益性と希少性に焦点を当て、「普通」のミドエンジン車を作ることはないだろうと述べている。
さらに、ヴァルハラの初期のクーペモデルは999台の限定生産になることも明らかにしている。このモデルは、F1チームの新工場に新設されたアストン マーティン・パフォーマンス・テクノロジーズ部門が開発するカーボンファイバー製モノコックを採用する予定だ。
ヴァルハラは風洞施設を使って空力特性を最適化し、ヴァルキリーと同様に「印象的」なクルマになるとストロール氏は述べている。
また、アストン マーティンとして初めてハイブリッド・パワートレインを採用し、技術パートナーであるメルセデスAMGから4.0L V8のプラグインハイブリッドを移植する。
このパワーユニットは最高回転数7200rpmを誇り、まったく新しい8速DCTを介してリアアクスルを駆動する。各アクスルに1基ずつ搭載される計2基の電気モーターと組み合わせることで、1000ps以上の出力を発生。ニュルブルクリンクのラップタイム6分30秒を目標とする。
ヴァルハラの価格は60万ポンド(約1億円)から70万ポンド(約1億2000万円)になると予想されている。
画像 999台限定のハイブリッド・ハイパーカー【アストン マーティン・ヴァルハラを写真でじっくり見る】 全54枚
からの記事と詳細 ( アストン マーティン「普通のミドエンジン車は作らない」 高収益の限定モデルに注力 - http://www.autocar.jp/ )
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