<週末猟師 ジビエ・地域貢献・起業 充実のハンターライフの始め方>
https://www.tokuma.jp/book/b592900.html
免許や許可、様々なレギュレーションがあり、ハードルの高い趣味とされてきた『狩猟』。
けれども最近は、一大ブームとなったアウトドア、キャンプを追求した結果、狩猟にたどり着く方や、ジビエ料理好きが高じて、自らの手で獲ってみたいという方が増え、各都道府県が行う狩猟免許の試験に希望者が殺到して抽選になるほどの過熱ぶりとなっています。
狩猟系のイベントも各所で開催されるようになり、以前と比べると狩猟もだいぶ身近になりつつあると言っても過言ではないかも知れません。
そんな中、有害駆除を担う狩猟者の不足に危機感を抱いた行政は、狩猟免許や銃の入手に補助金を出したりもしています。
始める方のモチベーションも様々で、究極のアウトドア技術、ジビエが食べたい、定年後の生きがい、地域のための有害駆除、職業猟師、食肉解体施設運営など、人それぞれです。
本書『週末猟師 ジビエ・地域貢献・起業 充実のハンターライフの始め方』では、
狩猟文化の発信拠点『猟師工房』を運営する著者の原田祐介氏が、週末をハンターとなって過ごすために知っておきたい基礎知識から、狩猟デビューの先にある有害駆除への取り組み、プロの猟師として起業した際のエピソードをはじめ、原田氏による、週末猟師を楽しむカメラマンの田丸瑞穂氏、狩猟系YouTuberとして活躍する中谷慎太朗氏へのインタビューも収録。
知られざる猟師生活の世界観やリアルな現状などがこれ一冊で理解できる、猟師生活解説本となっております。
- 商品情報
[タイトル] 週末猟師 ジビエ・地域貢献・起業 充実のハンターライフの始め方
[著者] 原田祐介
[発売日] 2021年11月1日(月)
[定価] 1,815円(10%税込)
[判型/仕様] 四六判ソフトカバー
[発売] 株式会社徳間書店
[商品URL]
https://www.tokuma.jp/book/b592900.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4198653550
- 著者プロフィール
原田祐介 (はらだ・ゆうすけ)
『猟師工房』代表。1972年埼玉県生まれ。
高校卒業後、外資系アパレルメーカーに就職。2004年に中学校の同窓会で久しぶりに会った友人に誘われ猟犬の訓練に参加し、猟犬に追いかけられたツキノワグマの親子が目の前を通過するのを見て狩猟の世界に飛び込む。2013年、残りの人生を職業猟師として生きる決意を固め、山を知るために秩父にある林業会社で働きつつ、並行して埼玉県飯能市に工房を開設。2015年、工房を『猟師工房』とし、狩猟やジビエに関わるさまざまな取り組みに着手。2019年には鳥獣被害が深刻な千葉県君津市の廃校(旧香木原小学校)を借り受け『猟師工房ランド』をオープン。監修書籍に『これからはじめる狩猟入門』(ナツメ社)がある。
- 本書の構成(目次)
第一章 週末猟師の基礎知識
1・猟師とは ~縄文の猟師たち~
2・猟師になるには ~資格のとり方と道具~
3・猟へ ~師匠を探して獣と山を学ぶ~
4・獲物と獣肉の扱い ~ジビエの食べ方~
第二章 原田の週末猟師生活
インタビュー/ 週末猟師・田丸瑞穂さんの場合
第三章 『猟犬日誌』中谷慎太朗さんの猟師生活
第四章 原田、猟師で起業する
第五章 命の授業
第六章 猟師の可能性 ~利活用推進と猟師育成のために~
インタビュー/週末猟師から職業猟師へ。苅込太郎さんの場合
おわりに
原田氏の友人であり、ビジネスパートナーでもある仲村篤志氏の狩猟シーン。愛銃のミロク MSS-20での『忍び猟』(猟犬を使わず獲物に忍び寄り、銃で仕留める)、伏撃(または伏射)でシカを狙っています。
原田氏が週末猟師時代にやっていたのは猟犬の働きが重要な『巻き狩り』という猟です。写真は原田氏が飼っているプロットハウンド。3匹は兄弟で5歳半です。
『止め刺し』をして解体直前のイノシシ。
有害駆除で捕獲された中小型獣は、サイズ的に歩留まりが悪いため、食肉として活用されずに廃棄されていましたが、命を無駄にしないために“丸焼き”を提案し、利活用につなげています。写真は猟師工房公認団体『日本ジビエ丸焼き協会』がプロデュースしたイベントの様子。
●第一章 週末猟師の基礎知識「猟へ出かける」より
[狩猟鳥獣48種]
日本におよそ800 種類弱生息している鳥獣のうち狩猟対象になるのは48 種類。法定猟法(散弾銃、エアライフル、ライフル、わな、網)から逸脱せず、狩猟鳥獣を捕獲するのがルールです。対象の特徴をよく覚えて誤射を避ける必要があります。
<獣類(20 種類)>
タヌキ、キツネ、ノイヌ、ノネコ、テン(ツシマテンを除く)、イタチ(雄)、チョウセンイタチ、ミンク、
アナグマ、アライグマ、ヒグマ、ツキノワグマ、ハクビシン、イノシシ、ニホンジカ、タイワンリス、シマリス、ヌ-トリア、ユキウサギ、ノウサギ
<鳥類(28 種類)>
カワウ、ゴイサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、クロガモ、エゾライチョウ、ヤマドリ(コシジロヤマドリを除く)、キジ、
コジュケイ、バン、ヤマシギ、タシギ、キジバト、ヒヨドリ、ニュウナイスズメ、スズメ、ムクドリ、
ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
※狩猟鳥獣については、都道府県によっては捕獲が禁止されているほか、捕獲数が制限されている場合があります。狩猟をする際には登録都道府県に確認が必要です。
[有害駆除]
ある種の鳥獣が、生活環境や農林水産業、生態系などに被害を生じさせているとき、その鳥獣が狩猟鳥獣か否か、狩猟期間か否かにかかわらず、被害軽減のため例外的に捕獲が許可されます。ハンターが趣味ではなく、社会貢献できる分野です。
- 本件に関するメディア関係者のお問い合わせ先
株式会社C-パブリッシングサービス 広報宣伝部
メール pr★c-pub.co.jp (★は@に変換してお送りください)
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