四日市ナイター競輪の「中日スポーツ賞・桜霞杯」(F1)は23日、12Rで決勝が行われ、山崎芳仁(41)=福島=が追い込んで勝利。1月の伊東以来となる今年2度目の優勝を飾った。2着は武藤龍生、3着は佐々木雄一。
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G19冠を誇る山崎の決め脚が、直線の長い四日市バンクにさく裂した。前を任せた菅田が5番手まくり不発で厳しい展開。しかし目標を武藤に切り替えて追走すると、内をすくって前に出たその武藤を鮮やかに差し切ってみせた。「自分でしっかり差しに行って、よく伸びたと思う。あの展開では外に行ったら無理。武藤君に付いて行って正解だったよ」
あわや落車かと思わせる競走だった。打鐘前の攻防。谷口が押さえて、その上を菅田が叩いて出る流れながら突然のスローダウン。山崎はバックを踏むしかなく、心臓は止まりそうになった。「普通の選手なら追突してるよ。落車と1着では大違い。助かったね。それにしても菅田は連日、何やってるんだか」。後輩のふがいないレースにあきれながらも、最後はちゃんと優勝を奪い取るのだがら、さすがは北日本の大黒柱だ。
最高の弾みを付けて臨む日本選手権(G1・5月4日~・京王閣)。期待されるのは、やはりグランドスラム。G1でダービータイトルだけがコレクションにない。「まずは決勝に乗らないと。1つずつしっかり勝ち上がっていきたい」。展開不問のこの脚があれば、チャンスは必ずあるはずだ。
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