成長しても普通のカバの10分の1ほどの体重にしかならない、コビトカバの赤ちゃんがいしかわ動物園（石川県能美市）で生まれた。全国で12頭目となる。
3月26日夜に誕生し、現在は体長40センチ、推定体重5キロ。元気に歩いて母ノゾミの乳を飲んでいる。成長すると200～250キロになるという。ノゾミも赤ちゃんと飼育員との間に入って子どもを守ろうとするなど、仲むつまじい姿を見せている。親子の健康状態を観察した上で、いずれ公開し、名前を公募する。
2012年にノゾミ、翌年に父のヒカルが海外から園にやってきて、16年に生まれた第1子は東山動物園（名古屋市）に婿入り、19年に生まれた第2子は約3カ月後に死んでいた。今回の赤ちゃんは第3子となる。（波多野陽）
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