この原稿が掲載される頃は年も明けていることだろうが、今、これを書いているのは2020年12月下旬であることをお許し願いたい。
全ては新型コロナウイルスのせいなんだろうが、師走らしさがいまひとつ感じられない。クリスマスもクリスマスらしい盛り上がりはなかったし、仕事は淡々と終わろうとしている。
取りあえず年賀状だけは準備して、書き終えたのだが、いつものように「さあ、新年が来るぞ~」といったあらたまった感覚が湧いてこない。
新年を迎える街の飾り付けがおとなしいせいだろうか。みんなが旅行に行ったり、遊びに行ったりしないせいだろうか。そういうこともあるんだろうが、やっぱり先が見えないことが、大きいんだと思う。
去年の今頃は東京五輪・パラリンピックに向けてものすごく盛り上がっていた時期だ。テレビや新聞を見ていても、夏にはすごいことになっているんだろうなあと思わせることがいっぱいで、ワクワク感は半端じゃなかった。
去年は特別だったかもしれないけれど、元日というのは毎年、なんだかワクワクするムードがあったと思う。今年はそれがない。まるで普通の月末のように年が暮れていくのだろう。
(松江市・きりたんぽ)
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普通の
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