断末魔の雄叫びから天使の歌声まで。
これまで、オシャレな調度品のようなゲーム機や、ダサカッコ良さに戸惑う魔改造ファミコンといった作品を数多く作ってきたスウェーデンのデザイナーLove Hulténさん。彼はシンセサイザーも制作することがあるのですが、今度は25個の歯の模型が口を開けて歌うヴォーカル・シンセサイザー「VOC-25」を発表しました。
演奏を聞いてみよう
まずは、それがどんなモノなのか映像でご覧ください。いきなり絶叫みたいな音が聞こえるので、音量注意でどうぞ。
心臓部はデジタル音源のアルゴリズムを使って音楽を演奏する基板「Axoloti Core」が使われています。それぞれの歯は25個の鍵盤(2オクターブ)に接続されており、ひとつ1音を担当しています。エフェクトはリバーブとディレイが備わっており、RAW音声サンプル(絶叫の声?)を操作しつつ、変換されたDC電流が歯を開いて合唱できるようになっています。
Image: LOVE HULTÉNネタ元はクソロボットの女王
この「VOC-25」にはインスピレーションの元があり、それは同じくスウェーデンの発明家にして、「クソロボットの女王」の異名を持つユーチューバー、シモーネ・ギールツさんの「ザ・ティース・ウォール(歯の壁)」なのだそうです。
こちらは12個の、結構リアルな歯の模型がカタカタ動き、キーボードを叩くと玩具の鉄琴の音を奏でます。Hulténさんは、そのアイディアをちゃんとした楽器に昇華させたわけですね。でもいきなり絶叫する辺り、シモーネさんが見たら爆笑しそうですけどね。
もしチャンスが有れば、プロのミュージシャンによる「VOC-25」の演奏を聞いてみたいものです。どこまでちゃんとした曲になるでしょうか?
Source: Axoloti, YouTube (1, 2), LOVE HULTÉN via NEW ATLAS, Fresh Gadgets
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科学&テクノロジー
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