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Tuesday, September 15, 2020

金正恩氏「戦争用意あった」とトランプ氏に 米著名記者内幕本 - 産経ニュース

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2019年6月30日、南北の軍事境界線がある板門店の北朝鮮側区域に立つトランプ米大統領(左)と金正恩朝鮮労働党委員長(AP)
2019年6月30日、南北の軍事境界線がある板門店の北朝鮮側区域に立つトランプ米大統領(左)と金正恩朝鮮労働党委員長(AP)

 【ワシントン=黒瀬悦成】ウォーターゲート事件の報道で知られる米紙ワシントン・ポストのボブ・ウッドワード記者がトランプ政権の内幕について書いた新著「レイジ(怒り)」が15日発売された。その中でトランプ大統領がウッドワード氏に語ったところによると、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長はトランプ氏に対し、北朝鮮は米国と戦争する用意があったと説明していた。

 トランプ氏は以前から「自分が大統領になっていなければ、今頃は北朝鮮と戦争になっていた」と繰り返し述べており、金氏の発言がその根拠になっているとみられる。

 トランプ氏は昨年12月13日、ウッドワード氏に対し、北朝鮮が2017~18年にミサイル発射を繰り返し米朝の軍事的緊張が高まったことに関連し、「金氏は(戦争の)準備ができていた」と述べた。

 トランプ氏は、金氏から開戦準備の話を直接聞いたとし、2018年6月にシンガポールで行われた初の米朝首脳会談を実現させたことで戦争を回避できたとの認識を明らかにした。

 ポンペオ国務長官に対しても同様の説明をしたが、ポンペオ氏は周囲の部下たちに「本当かどうかは最後まで分からなかった」と話したとしている。

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