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Sunday, July 19, 2020

【アスリート】普通のトレーニングを継続するだけでは「競技力向上に繋がらない」理由 | 筋トレしようぜ! - 筋トレしようぜ!

 大阪を拠点に関西各地方でフリーランスパーソナルトレーナー/アスレティックトレーナーとして活動しているBODY PARTNARSの藤元大詩(ふじもと・たいし)です!(@taishi_fujimoto)

 年々スポーツ選手やアスリートがトレーニングに積極的な姿勢で取り組む人が増えてきましたね。当然ながら、目的としては「競技力向上」と「傷害予防」の2つが多いと思います。

 その中で、ちゃんと目的に合った効果を感じている人はどのくらいいるでしょうか?

 実は多くの選手・チームスポーツにおいてのトレーニングで、ただ何となくトレーニングをしていてスポーツが上手くなるのであれば、そんないいことはありませんよね。トレーニングの結果を競技力に結びつけるということは、単純な話ではありません。

 実際にトレーニングをしていないチーム・選手が勝ってトレーニングをしている選手・チームが負けるケースも少なくありません。 

 その理由はなぜでしょうか?

 今回の記事では、スポーツの競技者にとって必要性が高まってきているトレーニングをどのように競技力向上と傷害予防に結びつけるかについてお伝えしたいと思います!

Contents 

1 トレーニングを競技力向上に結びつけるには?
2 競技によってトレーニング内容も変わる
3 この記事のまとめ&最後に

1 トレーニングを競技力向上に結びつけるには?

 まずはトレーニングについて少し整理しておきましょう。

 トレーニングには、バーベルやダンベル、マシンなどを使ったトレーニング方法や自体重で実践する種目、ジャンプ系トレーニングやスプリント系のトレーニングなど、その他にも小道具を使用した種目があります。

 その他にもヨガやピラティス、ランニング、ジョギングなどの有酸素運動もあります。

 そのようなトレーニングの中で決まった時間や目的に合わせて実践していくと思います。ほとんどの人たちが見落としている点があります。

 本当に、目的や身体に合った運動プログラムを組んで実践できていますか?

 ここがズレると、期待している効果も得られません。

 指導者やコーチでも、頭を傾ける人が多いんじゃないでしょうか。

 特に傷害予防やケガのリハビリに関しては、「何のトレーニングやストレッチ実践するか」が非常に大切で間違った内容で進めていくと状態を悪化させたり、復帰までの期間もながくなってしまいます。 

 最悪の場合には、再発リスクも高くなってしまいます。 
 

 競技力向上に関しては、「なぜトレーニングやストレッチを実践しているのか」を考えて実践することが大切です。目標を達成するために今どのトレーニングを優先的に実践していくか考えないといけません。

 競技力高めて傷害を予防するためにトレーニングを取り入れる上で大切な考え方は以下の2つです。

・なぜトレーニングをしているか常に考える(目的意識)
・目的に見合った内容である(適切な運動プログラム)

 これらは非常に大切で、トレーニング以外の仕事や勉強でも通ずる部分があります。

 まずは、できる限り具体的な目標をチーム・個人ベースで立てること。

 そして、次に目標達成するために必要な今の現状の課題を絞り出し、課題に対してトレーニングプランを立てて実行に移していきます。

 目標の期日(アスリートであれば試合や記録会とか)に合わせてピーキングしていくことも大切です。普段のトレーニングや練習・試合の結果によってチーム・選手の課題を再抽出して再度プランを立て直して進めていきましょう。

 常にトレーニング中も競技に繋げる意識を持つ、目的を持つことが大切です。

 トレーニングのためのトレーニング、練習のための練習では意味がありません。 

 強く、勝つアスリートは「試合に勝つ」ためにトレーニング・練習をしています。
 

2 競技によってトレーニング内容も変わる

 私もバレーや野球、バスケなどの球技スポーツに関わらせて頂いていますが、競技によって必要なトレーニング要素が変わってくることを身に染みて感じています。 

 また、年代によっても育成年代や成人以上に対するトレーニングでは必要なことも大きく変わってきます。

 ラグビーやアメフトなどのコンタクトスポーツでは、古くからトレーニングに対する関心も高くて、技術的な要素ももちろん関係しますが、体重の重さや直線走のスピード、切り返しの動き、パワーなどの運動能力やフィジカル的要素が競技の結果に大きく影響してきます。

 また野球やバレーなどのスポーツは、技術や戦略的な要素が試合の結果に大きく関わる競技です。単純に力や走るスピードが速ければ勝てるスポーツではありません。

 必要な運動・フィジカル的な要素も一つ一つの競技によって大きく変わってきます。

 いま例えで出したスポーツは相手ありきのスポーツなので、その日のコンディション状態や調子、心理的な要素、相手との相性など…いろんな要素が関わってくるため、100%強いチームが勝つというスポーツではありません。

3 この記事のまとめ&最後に

 今回の記事では、スポーツ選手がトレーニングやストレッチを通じて競技力向上・傷害予防に繋げていくためにはどうすればいいかお伝えさせて頂きました。

 本文中でもお伝えした通りで、まずは競技力向上や傷害予防のためにトレーニングやストレッチを取り入れることが必要かについて考えることが大切です。

 その上で、一回一回のトレーニング、種目に対して「意図・目的」を持って取り組んで継続していく。現状把握や課題の抽出、トレーニングプログラム設定の繰り返しの結果がすべてのパフォーマンスアップへの道筋です。

 強いチームや勝つ選手ほど、毎回のトレーニングや練習、自主トレーニングを意味のある時間にしています。この記事を一つの参考にして思考を重ねて、強く、勝てるカラダを目指して下さいね!

藤元大詩/Taishi Fujimoto
フリーランス パーソナルトレーナー兼アスレティックトレーナー 。数年間パーソナルトレーニングジムに所属して、延べ年間1300以上のパーソナルトレーニングセッションを担当し、多くのクライアントのカラダに対する不調や悩みの問題を解消する。腰椎椎間板ヘルニアや分離症、脊柱管狭窄症、半月板損傷や靭帯損傷などの膝のケガ、糖尿病の方など…一般の方をはじめ、高齢者やスポーツ選手、アスリートへのトレーニング指導も担当している。

https://fujimototaishi.com/

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