■こんな、季節の味ばなし 平野恵理子（ひらの・えりこ）さん 天夢人・１７６０円
ページを繰れば、やさしい色彩をまとった食材と料理におなかが鳴る。例えば、春のピースごはん、夏のガスパチョ、秋のさんま、冬の鍋焼きうどん。いずれも高級料理ではないが、季節の訪れを知らせてくれるものばかり。「旬のものは手に入りやすく、おいしくて体にもいい。自然に逆らわないことが大事です」と説く。
本書は、伝統ある季刊の料理専門誌「四季の味」（ニュー・サイエンス社、休刊中）に７年にわたって連載したイラストと文章をまとめたもの。取り上げられる１１４の味は、ご飯物やおかずだけでなく、お菓子や果物もあり幅広い。「毎回締め切りが近づくと、時期にふさわしい食べ物は何かと考えるのですが、スイカにしようかモモにしようか、どちらにしようか絞り込む方が難しかったかもしれません」と笑う。
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May 12, 2020 at 10:16AM
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読書日記：著者のことば 平野恵理子さん 「普通の食事」を幸せに - 毎日新聞
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